@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00001434, author = {山本, 哲哉}, issue = {1・2}, journal = {横浜医学69巻1・2号, Yokohama Medical Journal}, month = {May}, note = {ホウ素中性子捕捉療法 (Boron neutron capture therapy: BNCT) は腫瘍細胞・組織に選択性を有する粒子線治療で,ホウ素₁₀Bを結合した化合物を腫瘍に取り込ませたのち,低エネルギー中性子を照射して反応させ,発生した高LET粒子線(アルファ粒子,リチウム粒子)により抗腫瘍効果を得る. これらの粒子線はホウ素₁₀Bから飛び出し,周囲10μmに満たないごく限られた範囲内で停止することで選択的粒子線照射をもたらす.BNCTの生物効果には他にも複数の非選択性高LET粒子線とガンマ線が関与する.選択性は中性子分布とホウ素キャリアーの生物学的特性に依存することから,中性子源とホウ素キャリアーの開発研究は重要な課題となっている.これまで実験用原子炉をつかった基礎実験や悪性グリオーマ・再発頭頚部癌での臨床研究が行われてきた.近年病院併設型の加速器中性子源の治験が始まったことから,近い将来,基礎および臨床データの蓄積が急速に進むものと期待される.}, pages = {29--35}, title = {膠芽腫に対する中性子捕捉療法}, volume = {69}, year = {2018}, yomi = {ヤマモト, テツヤ} }