@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00001435, author = {太田, 光泰 and Ohta, Mitsuyasu}, issue = {1・2}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {May}, note = {診断推論学は認知心理学の応用から発展した.診断推論は疾患仮説形成と仮説妥当性の検証の二つのプロセスに分かれ,Bayes' ruleに基づく後者と比較し,前者はその方略もコーチングも難しい.我々は,疾患想起レベルを①容易②自信がない③想起できないの三段階にわけ,レベルごとの方略とコーチングを提唱してきた.想起が容易な場合はパターン認識を行い,ヒューリスティックバイアスに注意する.想起に自信がない場合は,稽留と調整のヒューリスティックを用い,疾患仮説を練り上げる.想起されない場合は,病歴情報から特異性の高いキーワードを2,3個選びsemantic qualifier(SQ)を作成,これに合致した病態を考える.このとき,検討する病態生理に漏れがないようVINDICATE+Pなどのmnumonicsを利用することはartである.疾患各論の学習はillness scriptの形成が推奨される.SQに年齢,性別などの疫学情報や類似疾患との鑑別点となる感度の高い情報を加え,一文程度にまとめて記憶することが重要である.こうした方略を意識させ,日頃のpracticeにおいて、five-step microskillsに“仮説否定”の提示を加えたsix-step microskillsを用いたコーチングを繰り返し行うことが有用であると考える.}, pages = {37--45}, title = {臨床推論の認知心理学的背景とコーチングの方略}, volume = {69}, year = {2018}, yomi = {オオタ, ミツヤス} }