@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00001668, author = {増沢, 成幸 and 松田 , 晋哉}, issue = {4}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {Oct}, note = {地域の慢性期のサービス提供体制が,地域の医療介護需要に対して適切に提供できているのか検討する為に,在宅関連と療養病床入院の標準化レセプト出現比(Standardized Claim Ratio: SCR)を用いてクラスタ分析を行った.分析の結果は,療養病床と在宅医療等の慢性期のサービス提供体制の地域差が相当あることを示している. 2 クラスタに分けると,在宅関連のSCRの中央値が100未満の32市区町村と,100以上の26市区町村に分かれた. 5 クラスタに分けると,訪問看護指示を除いた在宅関連の診療料と再診のSCRの中央値は、階段状の高低差がみられ,各クラスタの地域間に有意な差がみられた.すべての構想区で圏域内に地域差があった.横浜市と川崎市の北側の区は在宅を中心に慢性期のサービス提供体制を充実させていたが,横浜市の南側の地域と川崎市の臨海部の区は慢性期のサービス需要に対応できていない可能性がある.今後,療養病床の不足と訪問診療のサービス提供量が少ない市区町村は訪問診療の効率性を高めて増やすことと在宅介護を充実させる必要がある.市区町村の中で訪問診療がある程度充足している地域は,診療所の訪問診療の更なる向上と後方病院の支えが必要である.療養病床はある程度充足しているが訪問診療が不足している市区町村は,療養病床の活用と訪問診療を地域包括ケアの支えで在宅等が病床的な役割を担う事が必要である.今回,統計学的手法で慢性期のサービス提供体制を検討したが,データには限界があり更に精査が必要である.}, pages = {533--542}, title = {標準化レセプト出現比(Standardized Claim Ratio:SCR)を用いた神奈川県における慢性期の医療提供体制の分析}, volume = {69}, year = {2018}, yomi = {マスザワ, シゲユキ and マツダ, シンヤ} }