@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00001790, author = {増沢, 成幸 and 松田 , 晋哉}, issue = {1}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {Jan}, note = {医療費増の要因は,地域・時系列・高齢化率で異なる.本稿では,平成22年から平成27年の5年間の高齢化率が異なる横浜市・川崎市・小田原市の国保前期高齢者と後期高齢者の分析を行った. 総医療費に対する被保険者数・一人当たり医療費の寄与は,前期高齢者入院外で小田原市のみ一人当 たり医療費が寄与していたが,これ以外はすべて被保険者数が総医療費に寄与していた.次に,一人 当たり医療費に対する受療率・一日当たり費用額・一件当たり日数の寄与は.①国保前期高齢者入院・ 入院外は,一日当たり費用額が寄与していた.②後期高齢者入院は,横浜市・川崎市は一日当たり費 用額が寄与していたが,小田原市は受療率が寄与していた.③後期高齢者入院外は,一日当たり費用 額と一件当たり日数が寄与していた.このように医療費増の原因は地域・高齢化率によって異なって いた.今回,精査が必要な3つの課題が抽出された.①高齢化が進むと総医療費は被保険者数と一人 当たり医療費のどちらが寄与するのか.②高齢化が進むと受療率がどのように変化するのか.③高齢化により一日当たり費用額の変化率は減少するのか.この3つの課題を精査した上で慢性期の医療提供体制について更に考察することが必要である.必要なことは視点の異なる複数の客観的データを分析した上で,将来の慢性期の医療提供体制を構築する事と考える.}, pages = {1--12}, title = {高齢者の医療費の構造分析からみた慢性期の医療提供体制}, volume = {70}, year = {2019}, yomi = {マスザワ, シゲユキ and マツダ, シンヤ} }