@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00001841, author = {遠藤, 美央 and 塩谷, 裕美 and 小林, 孝輔 and 宮沢, 啓貴 and 矢内, 貴憲 and 鈴木, 健 and 只木, 弘美 and 小林, 慈典 and 鏑木, 陽一}, issue = {2}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {May}, note = {【背景】食物アレルギー患者増加に伴いアドレナリン自己注射薬(エピペンⓇ)の処方例は増加しているが,適切に使用できている例は少ない. 【目的】食物アレルギー患者に対するエピペンⓇの処方,使用実態を調査することで,問題点を抽出する. 【方法】2010年5月1日から2017年3月31日までに当科外来でエピペンⓇを処方した小児で,エピペ ンⓇ処方後にアナフィラキシーを起こした病歴のある患者を抽出し,適切にエピペンⓇを使用できた かを後方視的に検討した. 【結果】対象となった期間における当院外来でのエピペン所持患者は140名,そのうちアナフィラキシー の既往のある患者は129名だった.さらに,エピペンⓇ処方後にアナフィラキシーを起こした患者は計20例(男児15例,女児5例)であり,エピペンⓇ処方後初回のアナフィラキシーで実際にエピペンⓇ を使用できたのは8例(40%),正しくエピペンⓇを使用しかつ救急要請できた例は3例(15%)のみであった.また,エピペンⓇを使用できた8例のうち,使用者の半数は医療関係者あるいは医師の指示もとでの使用であった.使用できなかった具体的な理由としては,使用するタイミングが分からなかった,実際の現場にエピペンⓇの持ち合わせがなかった等だった. 【結語】エピペンⓇ処方例は増加傾向だが,エピペンⓇを適切に使用し受診できた症例は少なかった. 当院ではエピペンの再処方時に本人の生活習慣に合わせて遭遇しうる発症タイミングを考慮し,シミュレーション訓練を施行している.今後さらなる具体的な指導の継続が必要と考える.}, pages = {107--112}, title = {食物アレルギー児に対するアドレナリン自己注射薬 (エピペンⓇ)の処方状況と使用における課題}, volume = {70}, year = {2019}, yomi = {エンドウ, ミオ and シオヤ, ヒロミ and コバヤシ, コウスケ and ミヤザワ, ヒロタカ and ヤナイ, タカノリ and スズキ, ケン and タダキ, ヒロミ and コバヤシ, シゲノリ and カブラギ, ヨウイチ} }