@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:02000114, author = {青木 紀昭 and 石井 聡一郎 and 大熊 康晃 and 馬場 隼一 and 上木 康文 and 伊藤 孝明}, issue = {4}, journal = {横浜医学, YOKOHAMA MEDICAL JOURNAL}, month = {Nov}, note = {日常臨床で同胞の矯正治療に遭遇することがあるが,しかしその治療方法は必ずしも同様なものになる訳ではない.今回われわれは 2 人の姉妹に対して,矯正治療単独および外科的矯正術の症例を経験したため報告する. 症例 1 :18歳の姉が前歯の突出感を主訴に来院した.顔貌所見は左右対称で,側貌はconvex typeであり,口唇閉鎖不全と軽度のオトガイ筋の緊張を認めた.臨床診断は上顎前歯部唇側傾斜を伴う骨格性上顎前突症および過度な前歯部被蓋とし,矯正治療単独を行った. 症例 2 :14歳の妹は,ガミースマイルと口唇閉鎖不全,前歯の突出感を主訴に来院した.顔貌は左右対称,側貌はconvex typeでありオトガイ部の著しい筋の緊張と口呼吸,口唇閉鎖不全を認めた.臨床診断は垂直的過大による骨格性上顎前突症および重度ガミースマイルとした.外科的矯正術は,Le Fort I型骨切り術と下顎枝矢状分割術で行った. 結果: 2 症例ともに顔貌の改善と咬合の安定を認め,良好な結果を得られた.患者も治療の結果に満足していた. まとめ:われわれは上顎前突の姉妹に対し,同じ診断をしたが妹は姉と比較して垂直的な過大による重度のガミースマイルを認めていたため,外科的矯正術を施行した.その一方で姉は矯正単独によるカモフラージュ治療を施行し,異なる治療方法を選択した.姉妹であっても,異なる顎態や特徴を示すかもしれない.従ってわれわれは正確な診断と適切な処置を選択すべきである.}, pages = {597--605}, title = {姉妹で異なる治療を行った上顎前突症の 2 例 -矯正単独治療症例と外科的矯正術症例-}, volume = {74}, year = {2023}, yomi = {アオキ ノリアキ and イシイ ソウイチロウ and オオクマ ヤスアキ and ババ ジュンイチ and ウエキ ヤスフミ and イトウ タカアキ} }