@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00002042, author = {池川, 環 and 矢内, 貴憲 and 小林, 慈典 and 鏑木, 陽一}, issue = {2}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {Apr}, note = {蝶形骨洞炎は,全副鼻腔炎の約3%であり₁),頻度の少ない疾患である.今回,開口障害を 契機に蝶形骨洞炎と診断した一例を経験した.11歳男児,発熱と開口障害で来院し,白血球数 6600/ μL,CRP 3.71 mg/dLと炎症反応を認めた.造影CTで蝶形骨洞炎を認めたが,開口障害の原因は特定できなかった.頭部MRIの脂肪抑制T2強調画像で右内側・外側翼突筋に高信号を認めたことから, 右蝶形骨洞炎と右内側・外側翼突筋への炎症波及により一連の症状をきたしたと判断した.セフォタキシムとクリンダマイシンを開始したが,開口障害の改善が乏しいため,途中でセファゾリンとセフォ ゾプランに変更した.計25日間の加療で,新規の合併症の出現なく,後遺症を残すことなく治癒した. 本症例のように開口障害を主訴とした蝶形骨洞炎の報告例は,国内外の小児例において2例目であった.蝶形骨洞炎が開口障害を来しうるということを念頭に置き,蝶形骨洞炎の存在が明らかで周囲組織への炎症の波及が疑わしい場合は頭部MRIによる画像精査を行う必要がある.}, pages = {63--67}, title = {開口障害で発症した蝶形骨洞炎の小児例}, volume = {71}, year = {2020}, yomi = {イケガワ, タマキ and ヤナイ, タカノリ and コバヤシ, ヨシノリ and カブラギ, ヨウイチ} }