@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00002046, author = {小林, 孝輔 and 矢内, 貴憲 and 塩谷, 裕美 and 小林, 慈典 and 鏑木, 陽一}, issue = {2}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {Apr}, note = {百日咳は,百日咳菌(Bordetella pertussis)の気道感染の後,7~10日の潜伏期を経て,鼻漏 などのカタル症状から始まり,遷延性咳嗽・痙性咳嗽に移行する.百日咳の予防接種開始前に百日咳 に罹患すると重篤化の懸念があり,無呼吸発作やチアノーゼをきたし,入院加療を要する.百日咳は2018年からは全数報告対象疾患となり,感染症発生動向調査によれば同年0~52週の患者報告数は11,190人,このうち0~5か月の乳児早期例は530人で,全国規模で1週あたり約10例といえた.今回, 予防接種開始前に百日咳を発症した乳児の症例を短期間に3症例経験した.短期間に複数の発症があったため感染源の調査を行ったが,単一の感染源ではなく,複数の感染源の可能性が考えられた.国内では成人・妊婦の百日咳追加ワクチンは推奨されていないが,海外では成人・妊婦へのTdap(tetanus toxoids, reduced diphtheria toxoid vaccine, and acellular pertussis)接種が推奨されている.今回の症例では母や同胞からの感染の可能性があり,百日咳予防接種を進めることで発症を防げた可能性があったと考えられる.高頻度で重症化する百日咳ワクチン未接種児の感染を防ぐためにも,流行そのものの制圧が必要であり,学童・成人・妊婦へのワクチン接種について考えていく教訓になった症例のため, 今後に生かせる点も多いと考えるため報告する.}, pages = {89--94}, title = {同時期に発症した百日咳の3症例}, volume = {71}, year = {2020}, yomi = {コバヤシ, コウスケ and ヤナイ, タカノリ and シオヤ, ヒロミ and コバヤシ, ヨシノリ and カブラギ, ヨウイチ} }