@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00002363, author = {立石, 健祐 and Tateishi, Kensuke}, issue = {4}, journal = {横浜医学, YOKOHAMA MEDICAL JOURNAL}, month = {Dec}, note = {枢神経系悪性腫瘍は,その発生頻度は疫学的に決して高くないものの,疾患によっては予後への影響も大きく,また病態に応じて後遺症につながる重大な脳機能障害をもたらす.例えば代表的脳悪性腫瘍である膠芽腫(グリオブラストーマ)では,標準治療は確立されているものの,平均生存期間は15ヶ月未満であるように,悪性腫瘍全体を見渡しても最も治療困難な疾患の一つとして知られている.また高い浸潤能や増殖能などの腫瘍細胞が有する特性により麻痺や意識障害などの重篤な脳機能障害が生じる.このような難治性腫瘍に対する治療成績の改善のためには既存のアプローチとは異なる革新的な治療法の確立が不可欠である.我々は,中枢神経系腫瘍の治療成績を改善させることを目指して現在と未来の両軸を意識した研究を行っている.具体的には現行の治療を行っている患者さんに対しては,分子生物学的視点に基づくより論理的な治療法を提案・実行するとともに,未来の患者さんに対しては,将来の独創的治療法の開発を目指している.この命題を達成するために,臨床とラボを繋ぐトランスレーショナル研究体制を構築し現在活動している.本稿では自身らの中枢神経系悪性腫瘍に対するトランスレーショナル研究概要について成果を交えつつ,現状と課題について考察を図る.}, pages = {545--551}, title = {悪性脳腫瘍に対する個別化医療を目指したトランスレーショナル研究}, volume = {72}, year = {2021}, yomi = {タテイシ, ケンスケ} }