@article{oai:ycu.repo.nii.ac.jp:00000491, author = {菅野, 健児 and 椎野, 王久 and 永島, 琢也 and 乾, 健二 and 益田, 宗孝 and Kanno, Kenji and Shiino, Kimihisa and Nagashima, Takuya and Inui, Kenji and Masuda, Munetaka}, issue = {1}, journal = {横浜医学, Yokohama Medical Journal}, month = {Jan}, note = {症例は75歳男性.盲腸癌・S状結腸癌術後,約2年後に生じた肺腫瘍に対し胸腔鏡下左肺上葉部分切除術を施行,同時に胸膜播種結節を認め切除した.病理組織学的診断ではいずれも大腸癌転移の診断であり,肺切除断端は陰性であった.術後化学療法としてCapecitabine療法を施行したが,術後約1年後に左肺上葉に再度腫瘍が出現したため,胸腔鏡補助下左肺上葉切除術を施行し,大腸癌肺転移の診断となった.術後化学療法は施行しなかった.しかし,上葉切除術後約8か月に,CEAの上昇と左背部の胸壁に腫瘍を認めた.腫瘍は左上葉切除術の際のポートの位置と一致しており,PET-CTでも同部に集積を認めたことから,ポートサイト再発を疑い胸壁腫瘍摘出術を施行した.腫瘍は周囲の前鋸筋とともに摘出し,広背筋や胸壁は温存した.病理組織学的診断では大腸癌再発に矛盾がないとの報告であり,ポートサイト再発と判断した.手術可能な転移性肺腫瘍に対する治療として,一般的には胸腔鏡下腫瘍切除が行われているが,稀な合併症としてポートサイト再発が報告されている.悪性腫瘍に対する胸腔鏡手術では,ポート孔の保護が非常に重要であることが示唆された.}, pages = {7--10}, title = {転移性肺腫瘍に対する胸腔鏡下手術後にポートサイト再発をきたした1 例}, volume = {67}, year = {2016}, yomi = {カンノ, ケンジ and シイノ, キミヒサ and ナガシマ, タクヤ and イヌイ, ケンジ and マスダ, ムネタケ} }